注文住宅を建てる際にお家の採光状況はとても気になりますよね。
わが家は周りが2階建て住宅に囲まれています。
東向きの窓はありますが日中に陽がさんさんと入るような立地でもなくお隣さんとの距離も近いので必要最低限にしか窓は作りませんでした。
そこで自然の光を取り入れるために採用したのがトップライト(天窓)です。
当時採光にはうってつけだと安易に感じていた私達夫婦。
今更ネットで調べてみると「デメリット」の文字が目につきます。
最近ではトップライトをつける家も少なくなってきたようです。
トップライトは本当にデメリットだらけなのでしょうか?
平屋注文住宅でトップライトを採用したわが家で惜しみなく検証してみました。
目次
トップライト紹介
場所:北側洗面所とLDKに繋がる廊下の2か所
種類:ベルックス社(FS SRスチール補強天窓)
設置したのはベルックス社の固定式のトップライトです。
実は通気性の良い開閉式に憧れはあったのですがわが家は24時間換気をしているし故障やトラブルを少しでも回避するために最終的に固定式に決めました。
ベルックス社のHPを見ると絶対防水とうたっていました。
頼もしい(*^-^*)
ベルックス補強天窓の特徴
断熱性の高い木製枠をスチール補強した固定タイプ。木製枠の室内側に強化石膏ボードの下地を設けてステンレスフレームで覆っている。日射侵入71%カットUV96%カット(ベルックス社HPより引用)
さらに雨漏りや結露など発生した場合の保証制度もしっかりしているようです。
一般的なトップライトのメリット・デメリットとは?
こちらがネットでよく目にする一般的なメリットデメリットです。
メリット | デメリット |
---|---|
採光性が高い | 夏は暑く冬は寒い |
通気性が高い | 雨漏り |
光熱費を減らせる | メンテナンスが大変 |
プライバシーの確保 | 初期費用がかかる |
雨音がうるさい | |
結露 |
ではデメリットはどうでしょうか?
わが家のトップライトでデメリットを検証
検証①一般的に言われているデメリット:夏は暑く冬は寒いのか?
わが家は北側洗面所とLDKに繋がる廊下の2カ所にトップライトを設置しましたが北側洗面所に関しては暑さも寒さも感じていません。
そもそも日照の悪い北側でかつ日射侵入71%カットUV96%カットなので陽は入りますが暑さは感じません。
さらには断熱性も優れているので冬は冷気が入ってきません。
北側洗面所に設置してメリットがとても高いと感じています。
方位をしっかり考えて設置することをおすすめするよ。
LDKに繋がる廊下に関しては各部屋に囲まれているのでトップライトがなければ全く陽が当りませんでした。
一年を通しての採光は素晴らしいです。
そして日射侵入71%カットUV96%カットのおかげでここでも夏の日差しの暑さは感じません。
ただ冬場は廊下とLDKの間に戸がないため蓄熱暖房器とエアコンの暖かい空気がトップライトに逃げている可能性は高いです。
設置しなければもっと室内を暖められたのではないかという点では悔やまれます。
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検証②一般的に言われているデメリット:雨漏りはするのか?
これはネットで本当によく見かけました。
わが家は築6年と比較的新しいので目で見ての雨漏りのシミなどは確認できていませんが今後も要注意です。
絶対防水をうたっているベルックス製ではありますが通常の屋根より防水性は劣るので将来雨漏りするのかなと心配材料にはなってしまいますね。
検証③一般的に言われているデメリット:メンテナンスが大変なのか?
今のところメンテナンスが大変と思ったことはないです。
屋根にのぼっての窓掃除は一切しておりませんし今後もするつもりはありません。
なぜって?
なぜなら危険だから笑
それに汚れていても雨が流すだろうというズボラでテキトーな考えであります。
経年劣化により数十年ごとのメンテナンスは必要かもしれませんが日々の労力は使っていないのが現状です。
検証④一般的に言われているデメリット:初期費用がかかるのか?
これはかかります。
大きさはもちろん、開閉、固定、自動、電動、補強窓などタイプによって費用が違ってきます。
ベルックス製だと一枚おおよそ5万円~25万円くらいです。
加えて施工費用がプラスされます。
しかしながら年中太陽の陽を得られるので光熱費節約にはなります。
検証⑤一般的に言われているデメリット:雨音がうるさいのか?
はい、こちらに関してはうるさいです。
設置する場所によりますがLDKに繋がる廊下にあるトップライトは雨音が大きく聞こえるのでちょっと心配になるくらいです。
安眠を妨げる可能性もあるため寝室の設置はおすすめしません。
検証⑥一般的に言われているデメリット:結露はあるのか?
手が届くようなトップライトではないので結露があるかどうか目で確かめることはできませんが、しずくが垂れている様子もないのでこれはなしと考えます。
結論
トップライトの種類や設置場所により多少のデメリットは発生しますがメリットの方が大きいというのが私の結論です。
ご近所との距離が近い立地にはとても有効ですし解放感もあり、とても満足している家づくりアイテムです(*^-^*)
しかしながら設置を検討されている方はどうぞ慎重に。
信頼実績のあるメーカーさんを選ばれることをおすすめします。
皆さんのお家づくりの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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