【ノンフィクション】引っ越し前から!?ご近所トラブル物語

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どうも、管理人のじめこです。

新しい土地で生活を始めるときは期待はもちろん不安もつきものです。
マイホームを建てたらその土地柄やご近所付き合いも気になるところ。

私達は今まで住んだことのないエリアでマイホームを建てることになり引っ越し前から厄介な経験をしました。

今はもう解決している話ですがわが家のこの経験をブログに残しておこうと思ったのです。

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棟上げで初対面

イメージ

内装外観とすべての打ち合わせをし地鎮祭も無事に終了。
やっと始まるマイホームの建築。

基礎工事も終わり棟上げの日のことでした。
挨拶回りは引っ越し後と考えていたためご近所さんに会っても誰が誰なのかわかりません。

わが家は大きな通りから少し入った場所なので人の通りもそこまで多くなく家の前に誰か立っているとすぐに気づくのです。

棟上げの様子をジーっと見つめる中年の女性の姿がありました。




ご近所さんかな?誰かは不明でもできるだけ印象良くしておこうと挨拶に近づいたのです。


「こんにちは!お騒がせしています。」

「・・・。」

その女性は視線はわが家に向いているけど返事はなし。
まるで私が見えてないよう。

挨拶はその一回きりで立ち話までには至りませんでしたがその後も家の周りをうろうろずっとしているんです。

たまに立ち止まってジーっと見上げる、その繰り返しでしたが気付くといなくなり私達も気にかけていませんでした。

それがその女性との初対面で何度か建設中のマイホームを見にきましたが会うこともありませんでした。

1通の手紙

順調に建築がすすみ、その女性への記憶もすっかりなくなっていた頃、住んでいる賃貸マンションに夫宛てに1通の手紙が届きました。

達筆が崩れたような文字で茶封筒に差出人は女性で名前が記載されていました。
でも知らない名前。

夫に聞いても誰かわからない。

開封するとそこには建築中のわが家のことについての要求とクレームが書かれていていました。

内容はこうです。

  • 建築中の家のせいで陽と風が入らず洗濯物が乾かない
  • 屋根の向きを変えてほしい
  • 色々と家族が困っている


この手紙はその女性の夫も承知で自分だけの判断で送ったものではない付け加えられていました。

すぐにわが家に隣接するどこかの家からだと分かりましたが挨拶回りはまだなので誰なのかわかりません。

なにこれ?と鼓動が早くなる。

内容も不快ではあったのですがなぜ引っ越し前の住所を知っているの?

怖いというより腹立たしさを感じましたがまずは施工主である建築会社の担当者に相談しました。

担当者に差出人の名前を伝え現地に赴いてもらってどこの家からなのか特定。

担当者がインターフォンを鳴らすも誰も出てこなかったので日を改めて話を聞きに行くこととなりました。

あの時のあの女性

日を改めて担当者が訪問したら中年の女性が対応してくれました。

差出人もその方だったみたい。
そうです、棟上げの日にわが家を見つめていたあの女性でした。

建築中の土地は元々は2階建ての古い家がありそれを解体して更地の状態となっていました。

更地の期間が長かったようで陽も入るし風通しも良かったとか。
で、私達がその土地を購入し家を建て始めたので快適な環境を壊されたと思ったようです。

なんて自己中心的な。

手紙を受けた時から腹立たしさは感じていましたがここは担当者に全面的にお任せしました。

立ち話もなんだからと家に通してくれたそうです。

手紙に書ていた要求やクレームを一通り聞いたうえで担当者が説明しました。

  • 屋根の向きは変えられない(すでに屋根は完成している状態)
  • 平屋なので圧迫感はないはず
  • 仮に2階建ての家だとしたら陽はもっと入らないので平屋で良かったですよ
  • 遅かれ早かれ売地だったので家は建ちますよ


担当者が丁寧に説明してくれたようです。

でもその女性、旦那さんや家族公認で手紙を送ったと書いてあったのはどうやら嘘だったようで全部一人でしたことのようでした。

同席した旦那さんは自分の嫁がやったことに関して驚かれていたとか。

よくよく聞くと私達の賃貸マンションの住所も役所に聞いて教えてもらったみたい。
かなりしつこく何度かにわたって役所にクレームを言いにいっていたようで役所は介入できないと話してもわかってもらえず手を焼いていたとか。

それなら直接やり取りしてくださいと住所を教えたのでしょうがまだ引っ越してもいないわが家の個人情報を教えるなんて考えられない。

土地の名義から住所を教えたのではないかと思っていますが、絶対やったらダメなことですよね?

ただその女性の要求やクレームに気をとられてしまい役所に抗議することをすっかり忘れていました。

結局担当者の説明とその女性の旦那さんに咎められたことで渋々納得したようです。

そんな人がご近所さんでモヤモヤは残りましたがひとまずは一件落着。


・・・とはならなかったのです。

2回目の要求

外観もほぼ終わり内装工事が進んでいた頃2回目の要求がありました。

それはエアコンの室外機、正しくはエコキュートの位置が気に食わないという連絡が担当者に入ったのです。


確かにその女性の家の窓に近い場所ではあるのですがエコキュートなんですよね。
稼働音は聞こえるかもしれませんが排気はないと説明しても一度不快感が芽生えてしまったから納得してもらえず私達が譲歩することに。

担当者がいうには設置場所を変えても支障はないとのことだったので建設途中に変更することになりました。

そしてほどなくマイホームも完成しましたが前途多難で不安は消えませんでした。

いざ引っ越し

引っ越し前から色々あったせいでマイホームでの生活を想像しても気分は上がってきません。

日中は私と息子だけなので何か言ってこられても対処できるだろうか?

そんな不安を抱え引っ越しを終えました。

挨拶回りは夫婦と障がいのある息子も連れて行くことに。

あの女性の家はどうしようかとなりましたがお隣さんなので良好な関係を築きたく行くことに決めました。

幸いにも不在だったため引っ越しの挨拶品を持ち帰り結局渡すことはなかったです。

新生活スタート

不安を抱えながら新生活をスタートさせましたが平穏に毎日が過ぎていきました。

ただ遠目でその女性を見かけたら会わないように避けていましたけどね。

2回目の要求以降その女性から担当者に連絡が入ることはなく、他のご近所さんともいい距離を保って良好です。


ただ住み始めて半年もたたない頃その女性とちょっとしたことがありました。

発せられた言葉

障がい児はボ〇老人よりたちが悪い

いきなり衝撃発言ですみません。
その女性が言ったのです。


状況を説明しますと、ある日私が郵便物を見に行った時にその女性が家の前を歩いていて不覚にも会ってしまったのです。

挨拶をせざるを得ない状況になり、こんにちはと言ってすぐ家に入ろうとしたのですが、外に置いている息子のバギーに目が留まったようで赤ちゃんがいるのか?と尋ねられました。

引っ越しの挨拶は結局していなかったので息子がいることは知らなかったようで・・・。

『息子が障がいがありまして・・・』

『歩けないの?』

早くその場を離れたかったのですが息子に障がいがあると知ると前のめりで聞いてきました。

そして、はっは~んナルホドみたいな表情をしながら淡々と『障がい児はボ〇老人よりもたちが悪いからね。』と言ったのです。

その言葉にびっくりして私も苦笑いするしかなかった。

反論すれば良かったのですがとにかくその女性から逃げたかったのです。

ではすみませんと言いやっと解放され家の中に。

何とも言えない嫌な余韻があり、でも怒りは湧いてきませんでした。

たちが悪いってどーいうこと??
呆れるというか疑問に思うというか・・・。

で、この際ちゃんとした意味を調べてみました↓

「たちが悪い」の「たち」とは、人間の生まれつきの性質や体質、または物事の性質を意味します。
すなわち「たちが悪い」とは、人の性格や行動あるいは物事の品質が悪いという意味です。

コトバの意味辞典より引用


なんだか・・・そんな風にしか思えないなんて可哀そうな人。

そんな意味合いの言葉を簡単にしかも赤の他人にいうなんて信じられません。

それに障がい児にとっても認知症の人にとっても失礼な表現。

やっぱり嫌いだ、このひと。

今思い返すと憐みのような目で私を見ていた気がします。

確かに息子は出来ないことばかりで手はかかりますが周りから愛情たっぷり注がれているし毎日一生懸命生きています。

それに不運だと思ったことはあっても不幸だと思ったことはない。


もう次に会っても相手にしないでおこう、そう心に決めました。

それからのお隣さん

衝撃発言直後は近所でチラホラ見かけましたが最近は姿を見かけることもなくなり聞こえていた夫婦喧嘩もおさまっています。

どっかいった??笑


その女性に何が起こっているかわかりませんがおかげで私達家族の心は凪です。

これからもこの凪が続きますように。



ご近所さんがどんな人か、こればっかりは縁だと思います。
どうぞ常識あるご近所さんに恵まれますように。


今日も今日とて ~ときどき出来事~



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